読んだら忘れない『読書脳』

本の書評(おすすめの本)

今回紹介する本は、「読書脳」(樺沢紫苑著 サンマーク出版)です。


『樺沢紫苑著「アウトプット大全」(サンクチュアリ出版)』を読んで、読書した内容を忘れないようにするためには、アウトプットすることが大事と学びましたので、同著者の『読書脳』のタイトルに「新版・読んだら忘れない読書術」と書かれていましたので、興味を持ち読んでみました。

本書でも、読書した後のアウトプットの重要性が書かれています。
さらに忘れない読書の方法がアップデートされましたので、紹介したいと思います。

本書は、以下の8部構成になっています。

  1. なぜ、読書は必要なのか?読書によって得られる8つのこと
  2. 「読んだら忘れない」精神科医の読書術 3つの基本
  3. 「読んだら忘れない」精神科医の読書術 2つのキーワード
  4. 「読んだら忘れない」精神科医の読書術 超実践編
  5. 「読んだら忘れない」精神科医の本の選択術
  6. 早く、安く、たくさん読める究極の電子書籍の読書術
  7. 「読んだら忘れない」精神科医の本の買い方
  8. 精神科医がお勧めする珠玉の31冊
  1. 「なぜ、読書は必要なのか?読書によって得られる8つのこと」では主に以下のことが述べられています。
    ◉読書によって得られることが8項目書かれています。
     ・本からは結晶化された知識が得られる。
     ・他人(著者)の経験が本には書いてあるので、他人の経験を学ぶことができ、
      ゼロからのスタートにはならない。
     ・読書をすることで知識を得ておけ、いざという時に役立てることができる。
      文章力もつけられる。
     ・悩みなどは本を読むことにより、解決の糸口を掴むことができる
      ストレス、不安の解消効果もある。
     ・読書で知識を得るだけでなく、言語能力も磨かれる。
     ・人生を変える運命の1冊に出会うと人生が変わる。
     ・読書で自己成長できるきっかけとなる。
     ・楽しめれば読書嫌いが読書好きに変わることもある。
  2. 『「読んだら忘れない」精神科医の読書術 3つの基本』では、主に以下のことが述べられています。
    ◉1週間に3回アウトプットすると忘れない。
    ◉スキマ時間を有効に活用して読書する。
    ◉速読より深読。
     本よ読んだの定義は、内容を説明できること、内容について議論できること
  3. 『「読んだら忘れない」精神科医の読書術 2つのキーワード』では、主に以下のことが述べられています。
    ◉「アウトプット」と「スキマ時間」を意識すると『記憶に残る読書』ができる。
    ◉「アウトプット」の読書術5項目、「スキマ時間」の読書術4項目。
     アウトプットとして書評を書く、スキマ時間を使って読書すると集中力が高まり、
     記憶力がアップする等。
  4. 『「読んだら忘れない」精神科医の読書術 超実践編』では、主に以下のことが述べられています。
    ◉読書術実践編6項目。
     知りたい部分から先に読む、自分のレベルより少し難しい内容の本を読む、
     面白そうと思ったらすぐに一気に読む等。
  5. 『「読んだら忘れない」精神科医の本の選択術』では、主に以下のことが述べられています。
    ◉ホームラン級の本当の出会いが圧倒的な成長を引き起こす。
      読書は「たくさん読む」より、「何を読むか」の方が10倍重要。
    ◉今の自分のステージに合った本を読む。
     今の自分に必要な情報、知識を集め、吸収する。
     自分のステージに合った本を読む→自己成長に繋がる。
    ◉入門書から学ぶ。
     入門書で基礎知識を得て、次のステージに進めばより深い学びが得られる。
    ◉人が推薦する本を読む。
     誰が勧めているかが重要。
     「なりたい人」が勧める本を読む。
     キュレーター(書評家)の意見を参考にする。
    ◉自分に必要な本を読む(ベストセラーにはこだわらない)
    ◉数珠繋ぎの読書をする。
     参考文献、引用元の本を読むとその分野が深掘りできる。
    ◉「広げる読書」と「深める読書」のバランスが重要。
  6. 「早く、安く、たくさん読める究極の電子書籍の読書術」では、主に以下のことが述べられています。
    ◉電子書籍だと紙の本を何冊も持ち歩かなくて良い。持ち運びが楽。保管が簡単。
    ◉オーディオブックでは、耳から学ぶのが記憶に残りやすい人にとってはお勧め。
  7. 『「読んだら忘れない」精神科医の本の買い方』では、主に以下のことが述べられています。
    ◉読みたいと思った本は躊躇せずに買う。1冊ずつ元を取ろうとせず、
     数冊購入したトータルで元を取ることを考える。
  8. 「精神科医がお勧めする珠玉の31冊」
    ◉ジャンル別に著者が勧める本が31紹介されています。

この本を読んで、更に読書の重要性。忘れない読書の方法が分かりました。
読書は、読解力がつき、読解力がつくと文章力が高まるそうです。
また、忘れるということは読書が役に立っていませんでしたので、忘れない読書術を心がけたいと思います。

なお、最近はAIを使えば文章を書いてくれますが、著者はAI時代でも読解力、文章力は必要と述べています。
文章力がないとAIに適切な質問ができず、意図しない回答が返ってくることがある。
読解力がないと、AIが出力した文章を十分理解することができないので、AIを役立てることができないと述べています。
AI時代だからこそ、読解力、文章力が必要であり、読解力=理解力と述べています。

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