ある本に紹介されていましたので読んでみました。
その本は、「100万人に1人の存在になる方法(藤原 和博著 ダイヤモンド社)」です。
3つのキャリアを掛け合わせて、100万人に一人の存在になる方法が述べられています。
いわゆるポートフォリオ型のキャリアを構築して、100万人に一人の存在になるということです。
本書は、以下の2部構成になっています。
- 100万分の1のレアカードになれ
- 彼らはこうして「100万人に1人の存在」になった
1.100万分の1のレアカードになれ
「100万分の1のレアカードになれ」では、主に以下のことが述べられています。
- 100万分の1のレアカードになる
*ビジネスパーソンとして、1流の人材になる。
→レアな仕事人になる。 - 一つの事に1万時間かけ、100分の1の存在になれたら、100分の1の3つのキャリアを掛け合わせて、100分の1✖️100分の1✖️100分の1で100万分の1の「希少性」が確保できる。
但し、掛け算のセンスによって希少性の大きさが決まってくる。 - 1万時間の仕事を経験すれば、その仕事をマスターできる。
*1日3時間取り組めば、1年365日で1,000時間なので、10年かかる。 - 約10%の人になるための3条件
①パチンコしない。
②スマホゲームを電車の中で日常的にしない
③本を1冊以上読む
→その他タイプごとに4条件述べられている。
2.彼らはこうして「100万人に1人の存在」になった
『彼らはこうして「100万人に1人の存在』になった」では、主に以下のことが述べられています。
- 100万分の1の希少性を得た10人の例が掲載されている。
- 100万人に1人の希少な存在になるための11の原則
*一歩目の教訓
1.まず、ファーストキャリアは場数を踏ませてくれるところに潜り込め
→会社に入社する場合、新人のうちからバッターボックスに多く立たせてくれる
会社を選ぶことが大切。
*二歩目の教訓
2.組織で「何か変だな」と感じたらチャンス!
→仕事に疑問を持つなどしたら、自分のベクトルの方向性が見えてきて、
次のステップやジャンプを準備できる。
3.自分自身の時間割をリストラせよ(起業、週末起業のすすめ)
→会社や組織のスケジュールに無条件で従うのではなく、
独自の時間感覚を持って自分の「時間割」を再編集する。
4.迷いが続いたら、被災地やボランティア力を結集し、ネットワーク等が築きやすい。
→個人として何ができるか、どんな貢献ができるか問われる。
→人間力が試される。
5.日本を出よ
→海外を肌で感じて、日本との違いを感じ、今後の人生を考える視点を得る。
*三歩目の教訓
6.年収を上げようとしない。むしろ自分を安売りしない。
→最初は研修と思い、自分を安売りしてチャンスを取りに行った方が良い。
→未知のチャレンジが自分を育ててくれる。
7.女将になろう
→女性のリーダーを時代が、社会が求めている。
8.第1号になろう
→「第1号」は起業と同じ、創業者利益の様なものがある。広報上も圧倒的に有利。
9.地方の公的な組織の長を狙え
→地方会社や伝統的な産業の職人の事業継承のチャンスも増える。
10.地道にファンを増やせ
→地道にコミュニティを形成し、ファンを大事にすれば
副業から本業に変貌する可能性もある。
11.最後は起業せよ
→「希少性」が十分に高まっていれば、起業が最終手段。
100万分の1の希少性を得た10人の例が掲載されている。
最後に
まだ、遅くはないが、もっと若いうちに読んでおけばより多くの選択肢の参考になったかもしれない。
自分自身よりも、若い人からキャリアの相談に受けた際の参考にはなると思った。
20代の人なら読んでみると今後のキャリアのきっかけになると思う。
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