必ず食える1%の人になる方法

本の書評(おすすめの本)

今回紹介する本は、「必ず食える1%の人になる方法(藤原 和博著 東洋経済新報社)」です。

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藤原和博の必ず食える1%の人になる方法 [ 藤原和博 ]
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本書は、以下の構成になっています。

  1. まずは3条件をクリアして、「8分の1」の人になれ
  2. 4つの条件
  • この本では、次の2軸で総括しています。
    • 横軸が「経済的価値(給料、年収、お金)を重視する」か、「経済以外の価値(家族、友達、個人的な活動、社会貢献)を重視する」か。
    • 縦軸が「権力(サラリーマン)志向」か、「プロ(独立)志向」か。
    • これを4つの領域に分類している。
      • A領域:「経済的価値を重視し、権力志向の人」(社長タイプ)
      • B領域:「経済的価値を重視し、プロ志向の人」(自営業タイプ)
      • C領域:「経済以外の価値を重視しつつ、権力志向の人」(公務員タイプ)
      • D領域:「経済以外の価値を重視しつつ、プロ志向の人」(研究者タイプ)
    • A,B,C,Dの各領域において、「1%の人」になるための7条件をクリアする。
    • 「価値観×思考」に合った領域で、必要とされることをクリアしていく。
CA
DB
  • 一つの分野で「100人に1人」の1%になることがスタート。
    そのうえで、A,B,C,Dの各領域において、7つの条件をクリアしてレアな人になる。

まずは3条件をクリアして、「8分の1」の人になれ

『まずは3条件をクリアして、「8分の1」の人になれ』では、主に以下のことが述べられています。

  • A,B,C,Dの各領域に共通する3条件
    1. パチンコするか、しないか
    2. ケータイゲームを電車の中で日常的にするか、しないか
    3. 本を月1冊以上読むか、読まないか
  • この3条件をクリアすることが、「8分の1」のレアな人になるためのパスポート。
  • パチンコしない人になれ!
    • 時間をマネジメントする発想があるか。
      • パチンコをする人は、非生産的なことに時間を使っても平気で、時間に対するマネジメント感覚が乏しい。
      • 時間は万人に平等に与えられていて、有限な資源、かつ、なくなったら増やすことができない。
    • 貴重な時間を主体的にマネジメントし、高い付加価値を生みだせる人でないと、これからの時代はやっていけない。
  • ケータイゲームを電車の中でしない人になれ!
    • 依存症の人は、睡眠の時間を削ってでもやってしまう。
    • メディアを主体的に使えず、仕事にも主体的に取り組めず、アイディアを考える時間がない。
    • 時間に対するマネジメントができていない。
  • 本を月1冊以上読む人になれ!
    • マネジメントして得た時間をまずは読書に投資する。
      「成熟社会」では、教養の差こそが、競争の差別化の要因として重要になってくる。
    • 情報と情報を繋げる力を「情報編集力」という。
      • この力がないと、教養が身につかない。
      • 読書は、「情報編集力」の土台となる。

4つの条件

「4つの条件」では、主に以下のことが述べられています。

  • A,B,C,Dの各領域で1%の人になるための条件を上げている。
  • 特にB領域について
    「いつでもどこでもお金を稼げるプロフェッショナルになりたい」と考えるのがB領域の人。
  • そのための4条件
    1. 社内自営業者になれるか、なれないか。
      ※社内自営業者になれ!
      • 「セルフエンプロイド」の意識を持って働くことが大切。
        • セルフエンプロイド:自分で自分を雇用している人
      • サラリーマンであっても、プロフェッショナルとして、会社に対して高い付加価値を出していく。会社の中で自営業者の間隔を持つ。
      • 「社内自営業者」を目指す。
        • 会社が蓄積した資産を使い倒し、会社をビジネススクールと考えて、自分の能力を徹底的に磨き、社外に目を向け、いつでもどこでも通用するスキルを鍛え上げる。
      • プロを目指すには教養が必要。そのためにも読書が大切。
    2. 1万時間で技術を身につけたか、身につけていないか。
      ※1万時間で技術を身につけろ!
      • プロになる分野を決め、その分野に1万時間投じる。
      • 著者の時間管理術等が書かれている。
    3. 知名度があるか、ないか。
      ※知名度を上げるために小物にこだわる。
      • 名刺
      • カバン
      • ホームページ、Facebookの開設
      • プロカメラマンに写真を撮ってもらう。
      • 自分の本を出すメリットについて
      • メディア活用術 等
    4. 自由、寂しさに耐えられるか、耐えられないか。
      ※自由、寂しさに耐えられる人になれ!
      • 独立して自由になったが、孤独に陥ってしまう人も少ない。
        それに耐えられるかどうかが、B領域を目指す人にとって重要。
  • B領域では、「100人に1人」になるには、まずひとつの分野に1万時間投資し、稼ぐための技術を習得し、それができたら別の分野に1万時間投資し、掛け合わせて「1万人に1人」を目指し、3つの分野を掛け合わせれば「100万人に1人」も夢ではなくなる。

最後に

著者の本は以前にも読んだことがあるが、おおむね似たような内容であった。
最初の3条件にパチンコやケータイゲームを取り上げているが、要はこれらを例に挙げて、貴重な時間を浪費せず、きちんと有効に使うようにマネジメント出来なければならないということだろう。
一つのことに1万時間を投資するためには、きちんとタイムマネジメントすることが大切になると思う。

4つの条件では、A,B,C,Dの各領域のうちB領域をを取り上げたが、他の領域が気になる方は、本書をお読みください。

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